個性

2006年1月7日
あなたが居なくなって初めて、遊ぶためにみんなで集まりました。
いつも参加していたあなたが居ないから
人数を何回も確認してしまったんだ。

ボーリングで玉が変な方向に飛んでも、誰も修正してくれなくて
いつも一番うるさいあの子も笑顔が見られずスコアはぼろぼろ。
食事では、いつも壊れてるあいつがまた暴走して
……
誰も止める人も、制する人も、代わりに挑戦しようとする人もいなくて
結局、壊れたまま七味入りのジュースをテンション低く飲み干した。

カラオケでは、あなたと歌った曲を誰もいれようとしなかった。
あんなにみんなで歌ったのに。
オレンジレンジもケツメイシも
nobodyknows+もゆずも
あなたとの思い出がある曲は、誰も入れようとしないから
いつもより曲の入りが悪かったんだよ。

あなたの代わりに誰がボーリングのコーチをすることも
あなたの代わりに誰が暴走を止めることも
あなたの代わりに誰が歌うことも
できなかたんだ。
私たちには。

それをやっていたのはあなただったから。
誰もあなたの代わりが出来なかったから。
なんて強烈な、個性──
……
どうして、今にしか気づけなかったんだろう?

もっと知っておくべきだったのに。
どんなことを言ったのか。
どんなことをする子だったのか。
どんな風だったのか
居なくなって気づくなんて──遅すぎたのに。

神様が居るならかなえてほしい。
一瞬でいいから時間がほしい。
話をさせてほしい。
あんな別れ方じゃ、嫌なんだよ。
たった一言
ありがとうを言わせて
そうしたらきっと彼も答えてくれるから
そうしたらあの仲間もまた、笑って遊べるから。

あなたが居ないだけで消えた笑顔
取り戻すにはまだ、時間がかかるみたいだね……

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