2005年10月16日
『人の心がわかるようになりたい』
といっていた子が、
人を傷つけたと悩んでいる子に
『そんなの私はいちいち気にしないよ』
って、言った言葉に衝撃を受けた。
彼女は、
「もし私の言葉でその子の機嫌が明らかに悪くなったり、傷つけてやばい状況になったら声はかけるけど、笑ってたら別に気にしない」
と……。

どこかの漫画の言葉を借りて言えば
「笑ってる人がいつも傷ついてないとは限らない」
「どの傷がしみるかなんてわからない」
そして。
看護に入って痛切に思う。
「痛みは主観的なものだ」
って……

人の痛みがわかるはずなんて無い
だって、私はあなたじゃないから
言わなきゃ、ホントはわかんないんだよ。
言葉じゃなくて、動作とかでもいいけど
表に出さなきゃ、痛んでることは届かない。
どれだけしみたのか。 どれだけ痛いのか。 どれだけ苦しいのか。
そもそも、痛いのか。

だけど、人は変に器用だから
痛くても、笑えるし 泣きたくても、平然としてられるし
そんななかで、コミュニケーションのためとか優しい人になるために
人の痛みをわかろうとするなら
どうか、決め付けないで。

「笑ってるし、大丈夫だろう」
「この程度なら、大丈夫」

あなたの常識は、ほかの人の非常識。
もちろん、私の常識もあなたにとっては非常識なんだよね。
わかってる。
でも、それでも。

主観的なものを理解するのに
他者の物差しは必要ないんだよ。

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